Swingを用いてWindowを表示させるだけのアプリケーションの作成をしてみます。
AWT(Abstract Window Toolkit)とはJavaが初めてリリースされたときから存在しているJava Core APIのGUIコンポーネントです。
Java Core APIとはJavaの開発環境であるJDKに含まれる、プログラム作成に必要となる基本的なクラスを集めた道具箱のようなものです。
SwingはAWTを進化させる形で、1998年にリリースされました。ちなみにJava自体は、1995年にSun Microsystem社よりリリースされています。
それでは、Swingを用いたアプリケーションを行いたいと思います。
$ vim Hello.java
//Hello.java
//パッケージのインポート
import javax.swing.*;
public class Hello{
public static void main(String[] args){
//JFrameクラスのオブジェクトを作成する
JFrame frame = new JFrame("こんにちは");
//ウィンドウが閉じるときの動作を設定
frame.setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE);
//ウィンドウのサイズを指定
frame.setSize(500,300);
//ウィンドウを可視化
frame.setVisible(true);
}
}
#コンパイルして実行してみます。
$ javac Hello.java
$ java Hello
【参考文献】
丸の内とら『Java入門教室』SE SHOEISHA 2012 318-325pp