カンガルー 有袋類の一例

東山動物園のアカカンガルーを見てきました。太く発達した両足を使って跳ねるように移動するさまがなんとも愛らしかったです。


一般名
アカカンガルー
学名
Macropus  rufus
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
上目 : 有袋上目 Marsupialia
: カンガルー目 Diprotodontia
亜目 : カンガルー形亜目 Macropodiformes
上科 : カンガルー上科 Macropodoidea
: カンガルー科 Macropodidae
: カンガルー属 Macropus
: アカカンガルー M. rufus
コメント
オーストラリア大陸の草原地帯に広く分布し、50頭くらいの群れで生活し、さらに群れ内では年齢や性別で小さなグループが作られています。 育児嚢を腹部に持ち、なかには4つの乳首を持ちます。




【有袋類について】
有袋類は原始的な哺乳類であり、ジュラ紀の終わりか白亜紀のはじめ頃に誕生しました。全世界に展開しました。その後、真獣類に住みかを奪われ、海で隔絶されたオーストラリアを除いては、全滅してしまいました。真獣類は、私たちが”哺乳類”と聞いたときに想像する部類の動物です。ヒト、ライオン、ウマ、アザラシなど有名な動物が多数含まれます。

脊椎動物の系統

 哺乳類の分類




参考文献
ひがしやま動物園くらぶず~っといっしょ東山動物園公認ガイドブック 2012 中日新聞社 24 – 25 pp
東山動物園の動物ネームプレート
井出利憲「分子生物学講義中継 生物の多様性と進化の驚異」羊土社 2010 283, 286 - 288pp