顕生代 Phanerozoic eonの区分


顕生代 Phanerozoic eonは、地質時代の区分のひとつです。先カンブリア時代の終わりから現在までのことで、約5億4,200万年前から現在までの期間を指します。顕生代とは「肉眼で見える生物が生息している時代」という意味ですが、実際には三葉虫などの生物化石が多数産出し始めるカンブリア紀以後を指します。生命の誕生が40億年前と一般に言われていますが、およそ35億年かかってカンブリア爆発を迎え、今日に至るわけです。時の流れの中で、この一瞬一瞬がなんて美しいものでしょうか。

顕生代の区分

【参考文献】
井出利憲「分子生物学講義中継 生物の多様性と進化の驚異」羊土社 2010 37pp