組み込み自作OS-Macにて-Step1-その1

本書では推奨されていなかったが、ネット情報によるとクロスコンパイル環境の構築が可能とのことであった。そこで、まずは慣れ親しんだMacから着手した。

############まずはネットの情報を集める。#############

・このブログの内容が基本となる。本書のサポートページにもリンクされている
2010-12-26 MacでH8開発環境構築 - 12ステップ本を試す

・こちらのブログはより最近の環境(2012年)で試されている
2回目のC言語で『12ステップで作る組込みOS自作入門 』の通りに組込みOSを作ってみた

・slideshareにもよいスライドがある
http://www.slideshare.net/sandai/12step-1-14296356

・Macでの環境構築が大まかにまとめられている
まいんど工作室

・マックでシリアル通信を利用するための情報がまとめられている
Mac でシリアルコンソールを利用する方法



#######それでは今回のプロジェクトで使用する、ハードウェアを整理する。(1.1.1 - 1.1.5)###########

・試した環境
MacBook(Mac OS X 10.9.2)

・用意したもの
iBUFFALO USBシリアルケーブル(USBtypeA to D-sub9ピン)0.5m ブラックスケルトン BSUSRC0605BS

(以下のものは組み込みOSセットを購入して揃えた)
Fネット対応マイコンLANボード H8/3069F
超小型スイッチングアダプタ GP05-US0510
ストレートケーブル RCM-09PS-GR-1.8M-LF  #シリアル通信に使用。Macでは使用しない

###########USBシリアルケーブルをMacbookで使用可能になるように、ドライバをインストールする############

「iBUFFALO USBシリアルケーブル(USBtypeA to D-sub9ピン)0.5m ブラックスケルトン BSUSRC0605BS(以下USBシリアルケーブル)」は、メーカーであるBuffaloからMac用公式ドライバーが提要されていない。しかし、内臓チップのメーカーがドライバーを提供しているので、そちらをインストールする。Lion以降のOS Xを使用している場合は64bit ver.をインストールするのがミソ。
下のサイトにいく。
http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm
Virtual COM Port Drivers

ドライバーが追加されていることを確認するには、USBシリアルケーブルをMacbookに接続した後(もう一方はどこにも接続しなくてもよい)、下のようにドライバファイルを調べる。
$ ls /dev/tty.*
/dev/tty.Bluetooth-Incoming-Port   /dev/tty.usbserial-FTB3L7SJ

/dev/tty.Bluetooth-Modem

/dev/tty.usbserial-FTB3L7SJが存在すれば、インストールは成功している。



とりあえず、今日はここまで。


【参考文献】
坂井 弘亮『12ステップで作る組込みOS自作入門』カットシステム 2010