CentOSの導入 ーその9ー

今日は、サーバーマシーンに、「固定のプライベートIPアドレス」を当てて、さらにルータの方のポート番号も設定してみた。



1:
サーバマシンに固定のプライベートIPアドレスを当てる。

インストールの時はDHCPでインストールしたので、ルータとLANケーブルでつなげば、ネットにつながります。この状態で、

# ifconfig
Link encap:Ethernet HWaddr xx:xx:xx:xx:xx
inet addr:yyy.yyy.yy.3 Bcast:yyy.yyy.yy.255 Mask:255.255.255.0
(以下略)


となっていることが確認できます。

ここで、このマシンンを上記のように固定プライベートアドレスをyyy.yyy.yy.200に固定してみます。
それには、ただ単に/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0ファイルの内容を以下のように書き換えるだけです。

# vim /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0

DEVICE=eth0
BOOTPROTO=static ここはもとはdhpcになっている
BROADCAST=yyy.yyy.yy.255
HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx
IPADDR=yyy.yyy.yy.200
IPV6INIT=no
IPV6_AUTOCONF=no
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=yyy.yyy.yy.0
ONBOOT=yes
GATEWAY=yyy.yyy.yy.1


あとはネットワークの再起動をすればよいです。
# service network restart




2:
ルータの設定

ルータのDHCPサービスは変更せずに、応用設定で特定のプライベートアドレスに対して、ポート設定をします。


まずは、GATEWAY=yyy.yyy.yy.1だったので、これがルータの内向きIPアドレスであるので、
このLAN内の別のパソコンからchrome等のWebブラウザに

http://yyy.yyy.yy.1

と入力する。

すると、ルータに対する接続が成功し、ユーザ名とパスワードが要求される。(BaffaloのAirStationならば、デフォルトで管理者名がroot、パスワードは設定なしである)。これでログインに成功すると晴れて設定ができる。

#豆知識だが、BaffaloのAirStationの場合、
無線設定 -> AOSS -> 現在のセキュリティ情報 から「暗号化レベル」「SSID」「暗号化キー」の各項目がチェックできる。特に暗号化キーがわかれば、別に手元の無線LANパソコンにBaffaloのドライバが入っていなくても、無線ランをつなげることができるわけです!!!!!!!てっきり、baffaloの子機をかって、Windowsしか対応してないかの有名なドライバを付属CDでインストールしてしか方法がないと思ってました。だから、自宅ではLinuxの入ったパソコンでの無線lanをあきらめていました。しかし、これにより、無事無線lanの接続ができることとなりました。



AirStationならば

ネットワーク設定 -> アドレス変換 -> ポート変換テーブルの編集

で、2点の追加項目を書き加えて、新規ポートを設定する。

1 TCP/UDP ポート
任意のTCPポート 80 (TCPポートが80とういうのは80のポートをhttpのサービスに指定するということ)

2 LAN側Ipアドレス
手動設定 yyy.yyy.yy.200

最後に「新規追加」をクリックすれば、TCPポート80(httpサービス)のポートが設定されたことになる。

どうようの作業を


FTP 20
FTP 21
SSH 22



について行った。




以上の方法で、ローカルな内向きの設定(サーバ、ルータ)が終了した。





最後に設定が上手くいっていることを確認するために、sshコマンドをもちいて、他のクライアントPCからサーバにアクセスしてみる。


# ssh username@yyy.yyy.yy.200


パスワードを入力してログインできたらOK



WindowsマシーンでもSSHを利用したリモート接続しよう賭する場合は、PuTTYというアプリケーションをダウンロードしてくる必要があります。


実行ファイルが一つダウンロードされるだけなので、デスクトップ等アクセスしやすい場所におくか、Program fileのディレクトリにおいておいてリンクをつくることをおすすめします。

puttyを実際に開いたら、まず、translation(変換の意味)をクリックして、文字コードをUTF-8に設定してあげます。つぎに、左側のsessionをクリックして、Default Settingsをクリックして、右のsaveをクリックします。

最後に、hostnameをyyy.yyy.yy.20, portを22,接続タイプをSShにしてやって、Openをクリックするとシェルが起動して、LinuxサーバにWindowsクライアントからでもアクセスができます。


あとちなみに、

クライアントLinuxマシーンにおいて、
/etc/hostsファイルを下記のように設定すると、完全修飾ドメイイン名やホスト名でログインができるようになる。

/etc/hosts

# Do not remove the following lines, or arious progarams
# that require network functionality will fail.

yyy.yyy.yy.200 serverusername.localdomain serverusername


このようにyyy.yyy.yy.200にkappa.localdomainというドメイン名を割り当てた後に、

$ ssh serverusername@serverusername.localdomain

ないしは

$ ssh serverusername@serverusername


とすれば、アクセスできるようになる。