今回は、Raspbianの種々の設定を行うためのコマンドであるraspi-configについて勉強したことをまとめる。
##########rapi-configの各項目について#############
まずは、raspi-configを起動する
$ sudo raspi-config
1 Expand Filesystem
SDカードの未使用領域を拡張して、すべての容量を使えるようにする
2 Change User Password
piユーザーのパスワード変更
3 Enable Boot to Desktop/Scratch
GUI起動をデフォルトにするかを設定できる。
4 Internationalisation Options
Change Local
Change Timezone
Change Keyboard
国際化設定メニュー。sshで接続している分には、とりあえずTime ZoneだけAsian -> Tokyoに変更した。
5 Enable Camera
カメラモジュールを使用可能にする。また今度設定する。
6 Add to Rastrack
Rastrackの登録(http://rastrackco.jk/)
7 Overclock
オーバークロオクの設定。特に変更の必要はない。
8 Advanced Options
Overscan 画面表示において余白を取るか、目一杯取るか
Hostname ホスト名の設定
Memory Split CPUに割り当てるメモリの容量の設定。GPUとの兼ね合いを考えるときに必要。
SSH sshサーバーを起動するかどうかの設定。デフォルトではEnabledになっているのでそのままで良い。万が一、セキュリティ上、offにしたい場合には、Disableにする必要がある。
SPI SPIを使うためのKernelモジュールを読み込むかどうかの設定
Update Raspi-configのアップデート
9 About raspi-config
raspi-configの説明
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##########raspi-configの本体を暴く#############
raspi-configは実は、単なるシェルスクリプトのようです。つまり、raspi-configは我々がコマンドラインを通してもできることを、インタラクティブな環境を提供することで簡略化していると言えるでしょう。
それでは、raspi-configの中身を見てみます。
raspi-configのパスを知る
$ which raspi-config
/usr/bin/raspi-config
raspi-configの中身を閲覧する
$ less /usr/bin/raspi-config
ファイル内をいろいろ見てみると、expand_rootfsの項目にfdiskが出てきたりと、raspi-configの裏で動くコマンドの数々が理解できます。
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【参考文献】
林和孝『Raspberry Piで遊ぼう』ラトルズ 2014 Chapter 2
Japanese Raspberry Pi Users Group『Raspberry Pi[実用]入門』技術評論社 2013