統計学的検定の根本的な概念

統計学的検定の根本的な概念は

母集団から抽出したデータから計算した統計量が、次のいずれに属するかを検討することだと思います。


  1. 偶然誤差の範囲にある(それくらいのばらつきは生じても不思議ではない)
  2. 偶然誤差の範囲を逸脱している(きっと想定した母集団モデルから逸脱させる何か、すなわち要因が働いているはずである)
以上のように考えると、統計学的検定の意味が少しずつ見えてくる気がします。
成書を読むと、1,2と同様の内容が必ず"さらっと"書かれていることに気がつきます。