Day3 必要最小限のハードウェア構成でRaspberry Piを起動する

Raspberry Piの魅力は、あの小さなボードに様々な種類のI/Oポートが備え付けられており、簡単にディスプレイやスピーカーに出力することができることです。しかし、普段の生活でMacbookだけを使用しているような私のような人間には、わざわざハードウェア一式をそろえるのは少々労力を要します。そこで、Raspberry Pi上でRaspbianをブートして、SSHで外部から接続するのに、必要最小限のハードウェア構成を見つけました。

#必要最小限のハードウェア4点
Raspberry Pi Model B R2
有線LANケーブル
SDカード(Raspbianフラッシュ済み)
Micro USB電源アダプター
手順は、以下のようになります。

1. Raspberry PiにLANケーブルとSDカードが接続されていることを確認した後、電源アダプターを接続して、通電する。

2. ルーターにアクセスして、Raspberry Piに対してどのようなIPアドレスが割り振られているかを確認する。(ここでは192.168.11.xxxとする)
 raspberry piのipアドレスを手元のmacbookから調べるには、ルーターにアクセスする必要がある。私の環境ではBuffalo Airstationでdhcpを使っており、192.168.11.1でルータにアクセスすることができる。次に「インターネット/LAN」をクリックして、DHCPリースをクリック。すると、家庭内ネットワークに接続している端末の情報がすべて閲覧できる。その中から、Raspberry Piと思わしきものを同定し、「手動割り当てに変更」をクリックする。すると次回以降、Raspberry Piはこのルータから一定のIPアドレスを割り当てられることとなり、ssh接続が容易となる。今回は192.168.11.3を固定的に割り当てることとする。

3.    以下のコマンドでRaspberry Piに接続する
$ ssh pi@192.168.11.3

4. ログイン後は、raspi-configによる初期設定が終了していないと警告が表示されるので、
$ raspi-config
と入力して、raspi-configを開き、「finish」にカーソルを合わせてEnterを押せばよい。これで初期設定は完了である。

次回、以降は細かな設定を行う。raspi-configコマンドは今後も頻繁に使用する事になる。


【参考文献】
Eben Upton、Gareth Halfacree著、株式会社クイープ訳『Raspberry Piユーザーガイド』インプレスジャパン 2013